=============================================================================================== MPL OS for X68000 =============================================================================================== このディスクイメージには MPL OS の本体・基本ツールが含まれています。 【ディレクトリ構成】 / +- dev … デバイス | +- usr +- bin … 基本コマンド | +- gbin … GUI関連のプログラム | +- demo … デモプログラム 【基本コマンド /usr/bin 】 pwd.x … カレントディレクトリの表示 ls.x … ファイル一覧の表示 mkdir.x … ディレクトリの作成 cp.x … ファイルのコピー rm.x … ファイルの削除 rmdir.x … ディレクトリの削除 cat.x … テキストファイルの表示 more.x … テキストファイルの表示('fbjk ' キーでページ制御) ※パイプ・リダイレクトを入力とした場合は 'fj ' しか使えません find.x … DOS の FIND です。 指定文字列を含む行を表示します。 ps.x … プロセス一覧の表示 kill.x … プロセスの削除 time.x … 日時の表示 shutdown.x … システムのシャットダウン shell.x … コマンドシェル(OSが起動時に実行) 【シェルコマンド】 シェルの組み込みコマンドです。 以下の物が有ります。 cd … カレントディレクトリの移動 例)cd /usr/bin cd ../demo pwd … カレントディレクトリの表示(pwd.x と同じ) type … テキストファイルの表示(cat.x と同じ) dir … ファイル一覧の表示(ls.x と同じ) copy … ファイルのコピー(cp.x と同じ) del … ファイルの削除(rm.x と同じ) rmdir … ディレクトリの削除(rmdir.x と同じ) rename … ファイル名の変更(※現状はコピー&削除です) mkdir … ディレクトリの作成(mkdir.x と同じ) mount … ディスクのマウント 例) mount /dev/fdd/2 /mnt ドライブ1を /mnt ディレクトリとしてマウントします。 mount 先として指定可能なのは / ファイルシステムのみです。 例えば /usr にドライブ0をマウントした状態で mount /dev/fdd/2 /usr/mnt 等は実行できません。 umount … ディスクのアンマウント 例) umount /mnt 上の例でマウントしたドライブをアンマウントします。 ※ファイル使用中の場合は umount できません。 ※ umount せずにディスクを抜くと正常動作しません。 exit … シェルの終了(多重起動時のみ有効) printenv … 環境変数の表示 setenv … 環境変数の設定/解除 例)setenv lang C (設定) setenv lang (解除) cls … テキスト画面のクリア raminfo … メモリー利用状況の表示 clcinfo … システムクロックの表示 tskinfo … タスク利用状況の表示 ※lang は "C" と "ja_JP.SJIS" の2種類のみ対応しています。 ※コマンド行の最後に '&' を含めるとバックグラウンドで実行します。 ただしジョブコントロール機能は無いので、終了させるには 自然終了を待つか kill.x で強制終了させるしかありません。 ※ '|' '<' '>' の文字を使ってパイプ・リダイレクトを指定できます。 シェル組み込みコマンドと標準エラー出力では動作しません。 【GUI関連のプログラム /usr/gbin 】 gsrv.x … ウインドウサーバー オプション -1 :1bitモノクロサーバー         -4 :4bitカラーサーバー(デフォルト) -16 :15bitカラーサーバー -1x :1bitモノクロ・ハイレゾサーバー -4x :4bitカラー・ハイレゾサーバー -f :キーフォーカスをマウスクリック切り替えでなく マウスカーソルの乗っているウインドウにする タイトルバーのドラッグで移動。 左上のボタンはウインドウクローズ(アプリケーション終了)。 右上のボタンはアイコン化。 アイコンは左ドラッグで移動、右クリックでウインドウに戻ります。 ウインドウに底が有る場合は右下のドラッグでリサイズです。 デフォルトではシェル(*1)として gterm.x が実行されますが、 ホームディレクトリに gsrv.cfg を記述する事でこれを変更できます。 gsrv.cfg(*2) に GUI アプリのコマンドを記述すると1行づつ実行し、 最初のプログラムがシェルとして実行されます。 *1 … シェルとは gsrv を実行する際の基本プログラムで これを終了させると gsrv も終了します。 *2 … デフォルトの gsrv.cfg では以下の rootmenu.x を シェルとして指定しています。 rootmenu.x … デスクトップメニュー デスクトップの右クリック時にアプリケーションを起動する ポップアップメニューを実行します。 ポップアップメニューの内容はホームディレクトリの rootmenu.cfg に記述します。 記述内容は1行・1メニュー項目、 メニュー項目は <メニュー名><実行コマンド><改行> です。 特別なコマンドとして $EXIT を記述すると rootmenu.x を終了します。 またサブメニューも記述でき、例えば "GAME" サブメニューは GAME { } の2行を追加、この間にサブメニュー項目を記述します。 gterm.x … ターミナルエミュレーター ※gsrv 開始時に開くターミナルを閉じると  ウインドウシステムを終了します。 ※ウインドウアプリケーションを実行する時は '&' を使ってバックグラウンド実行させると良いです。 ※-rオプションで白黒が逆転します。 ※-C <文字列> でウインドウキャプションを変更できます gclock.x … 時計 右下の BOX をドラッグするとリサイズできます。 gmine.x … マインスイーパー 左クリックで掘る。 右クリックで「旗→?→通常状態」を切り替えます。 ゲームセット時に文字情報エリアを左クリックするとリセットします。 gedit.x … 簡易テキストエディタ 引数としてファイルを指定すれば起動時に読み込みます。 またタイトルバーを右クリックして呼びだすアプリケーションメニューで 各種ファイル操作を実行できます。 ghajiki.x … 押し合いゲーム カーソルキーで青いコマを操作し 他の赤いコマを全て画面の淵に落とすゲームです。 ゲームスタート他にはスペースキーを使います。 wallpaper.x … 壁紙設定 引数無しで実行するとGUIアプリとして、 引数を指定した場合はコマンドラインプログラムとして動作します。 コマンドライン: wallpaper ※24bit非圧縮のみ … 壁紙を設定 wallpaper off … 壁紙の解除 wallpaper <0-255> <0-255> <0-255> … 背景色を指定。順番はRGBです。 壁紙画像は画面に合わせてリサイズされます 【謝辞/ライセンス等】 ・MPL OS に搭載されている float.x 互換機能(実数の四則演算)には 冨永丈博さんが公開している f2hs.x のソースを使用しています。 http://www.initialt.org/x68.html [EOF]